#303 日本学生クレー射撃連盟(学連)活動のご紹介

THE SHOOTERS No.303 / 2020年12月15日発行 より抜粋

totoくじ助成
学生選手発掘育成合宿

日本学生クレー射撃連盟(学連)活動のご紹介

我々日本学生クレー射撃連盟(学連)は大学生を中心に組織された団体です。主に関東の大学に在籍するメンバーが多いですが、東北、関西、九州方面から通ってくる学生もいます。構成員は約60名で、男女比はおおよそ「6:4」とバランスが取れています。最近は女子が増えてきており、だんだんと女性が始めやすい環境になってきたかと思います。

我々の活動内容は主に3つで、totoくじ助成学生選手発掘育成合宿、本部公式大会等のお手伝い、学生間での射撃会です。

totoくじ助成学生選手発掘育成合宿では私たち学生達に安定した射撃の練習環境を提供してもらい、強化戦略プランに基づく適切な指導のプログラムで、次世代を担う選手、世界でメダルを狙える選手に育つことを目指しています。

クレー射撃は基本20歳から始める競技ですが、学連に所属して一定の条件をクリアし日本スポーツ協会からの推薦書を発行してもらえれば、18歳からクレー射撃を始める事ができます。実際に学連にも20歳前から銃を所持してクレー射撃を始めている学生も数名います。これからクレー射撃を始めたいと思っている学生の見学も行っており、クレー射撃の魅力を伝え、トラップ、スキートの違い、銃の所持方法等を教えたりしています。その際に推薦書申請方法等の説明もしています。

学生が参加しやすいよう毎月2回の週末に実施され、合宿両日の朝の1ラウンド目に計測記録会を行っています。トラップ、スキート共にファイナルの練習もしています。活動場所は文部科学省指定ナショナルトレーニングセンター(NTC)競技別強化拠点施設の神奈川県立伊勢原射撃場で、射撃場の近くに宿泊しながら実施しています。

我々がクレー射撃を始めるきっかけは様々でした。もともと銃が好きで始めた者や、家族がやっていたから、生涯続けられるスポーツだから、カッコいいから等沢山ありました。その中で、私が一番よく聞いたきっかけは、狩猟をしたいからでした。狩猟をしたい、その延長線にあるクレー射撃をやってみて楽しかったから始めたという者が多いです。

最近では、炎の体育会TVなどのテレビ番組でタレントのヒロミさんや、加藤浩次さんがクレー射撃を楽しんでいるのが知られ始めています。少しずつですが現在マイナー競技のクレー射撃が認知されて嬉しく思います。もっと多くの方々にクレー射撃を知ってもらうために学連は競技力向上及びクレー射撃の普及振興を進めていきます。大学生や若い世代は知らない方がほとんどなので、SNSから情報を発信しています。

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 日本学生クレー射撃サークル

にぜひ、ご連絡いただければと思います。
本部公式大会等のお手伝いは、最近少しずつ始まった活動です。主に、伊勢原射撃場で行われる大会に選出された数名が大会役員として参加し、学連のユニフォームを着て与えられた職務をこなし、トラブルなく大会を運営できるよう協力しています。

学生間の射撃会は、月2回ほど学生同士で集まりお互いの競技力、技術力を高めるために行っています。学生合宿でコーチに指導された内容を自ら再確認し復習する場でもあります。また、自分が選択している種目ではないトラップ、スキートそれぞれの良さ難しさを知るようにして、クレー射撃を楽しんでいます。この射撃会では、1年に2回ほどクレー射撃普及の為の射撃大会も開催しています。

学連所属選手の目標はジュニアワールドカップ、国際大学大会ユニバーシアードに出場し、大会でメダルを獲得することです。そのために皆切磋琢磨しています。国体に選ばれる選手も我々の中から出ました。最終的には、オリンピック、ワールドカップ等の国際大会に出場しメダルを獲得することを目指しており、国体選手と国際選手の両方になれる選手を輩出できたら嬉しく思います。

我々は真剣にクレー射撃と向き合っていきます。今後の活動を是非応援していただければ幸いです。

よろしくお願いします。

日本学生クレー射撃連盟
部長 戸口 翔太郎

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