秋晴れの好天の中、今年の全日本女子選手権大会はトラップ種目に加えて近年規定人数に足りず中止となっていたスキート種目も開催されるなど、華やかな大会になりました。
コロナ予防対策の中、女子選手たちは朝7時半に受付を済ませて開会式に臨みます。
開会式では、昨年度トラップ種目優勝の井上選手より優勝カップが返還され、丸石副会長よりレプリカカップが贈呈されました。
開会にあたり、丸石副会長より「今ここにいる選手たちが青森国体から必須となる女子選手の中心になるに違いない」という挨拶がありました。
出場選手
・トラップ種目16名(昨年11名)
・スキート種目 6名(昨年中止)
今年のファイナルは、第1ステージ5枚撃ちの簡易型ではなく、全日本選手権大会同様、ISSF基準に基づくファイナル形式で行われることになりました。
トラップファイナル: 合計50ターゲット
第1ステージ25、第2~4ステージ5、第5ステージ10
スキートファイナル: 合計60ターゲット
第1ステージ20、第2~4ステージ10、第5ステージ10
トラップ種目
予選3R計75撃を終え、ファイナルに進んだのは、
予選1位 井上選手、2位 木吉選手、3位 宮坂選手、
4位 石神選手、5位 瀬川選手、6位 小島選手。
ファイナルの経過は
6位石神、5位瀬川、4位小島の各選手の順位が決まり、
3位には2年連続で学連の宮坂選手が入った。
井上選手3点リードで迎えたゴールドメダルマッチの最終第5ステージ(10枚)は、これまで好調をキープしていた井上選手がまさかの4枚と崩れ、対して8枚命中させた木吉選手が逆転で全日本女子トラップのタイトルを獲得した。
スキート種目
予選3R計75撃を終え、
予選1位 折原選手、2位 小島選手、3位 石井選手、
4位 大野選手、5位 渡邉選手、6位 阿部選手となった。
ファイナルの経過は銃トラブルに見舞われた渡邉選手が6位、5位阿部、4位大野の各選手の順位が決まり、3位には強化育成合宿参加中の石井選手が入った。
同点で迎えた第5ステージ、接戦を制したのは小島選手。2位折原選手と1点差で全日本女子スキートの覇者となった。