2021年6月12日(土)~13日(日) : ニッコー栃木綜合射撃場
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ニッコー栃木綜合射撃場は、栃木県栃木市にあるクレー射撃・ライフル射撃・エアーライフル射撃の綜合射撃場です。クレー射撃場はトラップ6面(専用4面、兼用2面)、スキート3面(専用1面、兼用2面)と全国でも有数の面数を誇り、東北自動車道栃木ICから5.2㎞、車で10分程度のアクセスの良さで、主に関東近辺のシューターに人気の射撃場です。
本部主催の公式大会で民間射撃場を利用するのは、非常にめずらしいとのことです。
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コロナ禍にもかかわらず、申込者はトラップ138名(定員108)、スキート54名(定員48)となり、過去2番目に多い応募総数でした。トラップだけでなくスキート種目も抽選となりました。
大会には東京五輪代表内定の大山重隆選手、井川寛之選手が出場するとあり、某民放テレビ局の撮影クルーが取材に訪れました。
昨今、ブロック大会でお愉しみの参加賞は贅沢レトルトカレー「日光東照宮推奨品」の『前日光和牛ビーフカレー』でした。発売後、年間1万食以上を売り上げるなど評判も上々で、オンラインショップでも注目されているそうです。
早朝、国道293号線にまで車列が及ばないよう、下段の駐車場に2列に並んで待機をお願いしました。選手の皆さん、毎回ご協力ありがとうございます。
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【6月12日 大会1日目】
開会式には栃木県日向野義幸県会議員にご来賓を賜りました。日向野様は自らもクレー射撃を嗜む日本クレー射撃協会の会員様で、「クレー射撃は生涯に渡って楽しめる競技であり、出場するたびにワクワクして皆さんと席を同じくさせていただいています。たった1ラウンド30分足らずのわずかな時間の中で様々なドラマが展開される、最もスリリングでゲーム性の高いスポーツです」と、自身の経験をもとにご挨拶をいただきました。
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●トラップ種目
1日目第1ラウンドスタートの際、トラップ第4射面の放出機が不調となり、修理出来たもののこの組のスタートが約40分遅れとなった。その後、何とか皆様方の協力を得ながら無事1日目を終了。1日目の順位は1位柿原康晴、2位小原誠、3位柿原健晴、4位小島千恵美、5位小川勝、6位小林順選手となった。
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●スキート種目
1日目第3ラウンドに石川県の仁禮康平選手が満射を達成。
1日目の順位は1位井川寛之、2位十代田伸、3位横内誠、4位渡邉賢次、5位堂本隆志、6位丸山和成選手となった。井川選手がいた7組6名は全員が12位以内に入る好スタートとなった。
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【6月13日 大会2日目】
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●トラップ種目
第4ラウンドに神奈川県の池澤文隆選手が、第5ラウンドに千葉県の杉崎進選手がそれぞれ満射を達成。池澤文隆選手は前日の圏外から2位に浮上しファイナルに進出。第4ラウンド終了時点で、14位に沈んでいた大山重隆選手は第5ラウンドに23点を出し、木村道正、柿原康晴選手との競射の末6位ギリギリでファイナルに進出した。
ファイナル進出は予選成績順に小原誠、池澤文隆、柿原健晴、牧誠司、小川勝、大山重隆選手選手の6名となった。
●トラップファイナル戦
薄氷を踏む思いでファイナルに進出した大山重隆選手が途中15連続命中含む46点の高スコアでファイナルを制し、五輪代表内定の面目を保った。2位以降は混戦模様となったが、本選から終始安定したスコアを出していた柿原健晴選手が2位、地元栃木県の小川勝選手が3位となった。4位は5月のブロック②岡山大会を制した池澤文隆選手、5位は埼玉県の牧誠司選手。本選1位の小原誠選手は第1ステージが振るわず6位に終わった。
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●スキート種目
2日目の結果は、尻上がりに調子を上げた横内選手が5ラウンド計113点のスコアで1位通過。以下、丸山、十代田、井川、脇屋、佐藤選手がファイナルに進出。
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●スキートファイナル戦
20ターゲットの第1ステージは6人とも得点が思うように伸びずにいたが、第2ステージで10点満点を出した井川寛之選手がトップに立ち、脇屋選手とのゴールドメダルマッチを制して優勝した。
本選1位通過の横内選手は5月のブロック②岡山大会と同じく3位表彰台を確保。以下、4位丸山和成選手、5位十代田伸選手、6位佐藤健一選手の結果となった。
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【表彰式・閉会式】
初めてニッコー栃木綜合射撃場で開催した本部公式大会も無事終了することが出来ました。
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