今年から全日本選手権の会場はクレー射撃競技NTC(ナショナルトレーニングセンター)の神奈川県立伊勢原射撃場で開催されることになりました。
前年度トラップ種目優勝井上裕之選手、スキート種目優勝折原研二選手より、優勝カップの返還が行われ、それぞれにレプリカカップが贈呈され、いよいよ全日本選手権大会は、戦いの火蓋が切られました。
10月23日(金)の公式練習日はあいにくの雨模様でしたが、大会1日目、2日目とも秋晴れの気持ちの良い天候に恵まれました。
各種目の出場選手は、トラップ60名(QP枠43名、段級位枠17名)、スキート35名(QP枠32名、段級位枠3名)。
参加賞はJCSAオリジナルマスク(黒ベース新ロゴ入り)に加え、急遽千葉県産新米コシヒカリ5㎏が出場選手+大会役員+射場スタッフ全員に配布されました。
また、大会期間中の2日間、地元伊勢原市による特産品販売会が実施され、初日から売り切れで追加補充いただく商品がでるなど賑わいをみせていました。
~10月24日(大会1日目)~
トラップ種目
1ラウンド目は満射こそ出なかったものの、1位の髙橋清選手を含む5名が24点、11人が23点で続いた。
2ラウンド目は24点を出した今年の全日本女子選手権優勝者木吉りよ選手が1位に立つなど上位陣は大きく入れ替わる展開に。
結果、1日目は3ラウンド目に満射を達成した柏木選手が1位、同じく3ラウンド目に満射を達成した井上恵選手が2位。
3位柿原健晴選手、4位竹中選手、5位田村拓也選手、6位二上選手と続き、竹中選手はただ一人3ラウンド通して23点以上と安定した戦いぶりだった。
~10月24日(大会1日目)~
スキート種目
1ラウンド目、射団1組目から丸山選手が満射を達成すると、2組目折原研二選手、3組目西川選手、4組目脇屋選手と連続して各組から満射者が出て、射面は祝福の拍手が鳴り響いた。
5組目は満射が無かったものの、6組目で尾谷選手が満射を達成。実に6組中5組で満射者が出た。
しかし、満射が出なかった5組目にいた井川選手がのちにこの大会の主役になるのだから、勝負ごとは何が起きるかわからない。